梅毒患者、急増中!

2008.11.21 STD / 性病・抗生物質

いったんは年間500人程度まで減っていた梅毒患者が、2006年以降、どういうわけか2年連続で前年比100人以上増えていたことが、国立感染症研究所のまとめで明らかになりました。

妊婦から胎児に母子感染し、重症化や後遺症の恐れがあるという先天梅毒も、今後増加が心配されています。

感染研が2001−2007年に全国の医療機関からの報告を分析したところ、患者数は減少傾向で2003年には509人だったのが2004年、急遽増加に転じて2006年は637人、翌2007年は737人と、いずれも前年を約100人上回っています。

梅毒患者の約4分の3は男性です。男性は20−40代前半、女性の場合は10代後半−30代が多いとされています。先天梅毒は2000年以降、年間3−10人で推移してきましたが、今年は8月下旬までに既に7人が報告され、感染研感染症情報センターの多田有希室長は、特に先天梅毒の増加を警戒しています。

「妊婦が感染していても、早くから薬で治療を始めれば赤ちゃんへの影響は 防げる上、先天梅毒も早期診断で根治できる。妊婦は必ず健診を受け、妊娠中もコンドームの着用など感染予防に努めてほしい」と話しています。

梅毒の病原体は「梅毒トレポネーマ」という細菌の一種で、主に性行為で広がるとされています。感染部位にしこりができるなどした後、皮膚に赤っぽい斑点が出るなどの症状が特徴です。おかしい……と感じたら、すぐに検査を受けましょう。
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